★★★ 2023年6月28日（水） 大阪ステーションシティシネマ３
マーベルだＤＣだマルチバースだユニバースだとか最早ウンザリでいつまでやるねん思いますが、これは何か違うぞ的な評も多く見よかいう気になったんですけど、やっぱ似たり寄ったりでした。
超音速で走れるってのは「Ｘメン」とかにもそんなキャラ出てなかったっけとか思うし、俺らの世代では「サイボーグ００９」の加速装置を思い出します。加速してる当人から見れば世界は超微速度で動いているっつーあれです。その辺を活かした冒頭からのビル倒壊に於ける見せ場は流石だと思う。その後のバットマン、ワンダーウーマンが参入してのチェイスも良い。確かにこれは良いのかもと思いました。この辺までなら別シリーズのキャラ投入も頃合いだったんです。
しかし、その後が見飽きたタイムパラドックスネタに過半が終始する。一方で「スーパーマン」ワールドからの転用もあるのだが、ザック・スナイダー「マン・オブ・スティール」とショット使いが近似する。つくづく「バットマンＶＳスーパーマン」くらいなとこまででマルチバースは仕上がってしまったんだと思います。もうええやんです。新スーパーガールの覚醒には確かに萌えましたけど。
マルチバースも２、３キャラが頃合いで序盤の見せ場はまあ魅せる。事後にほんじゃ又と軽く別れるのも世界のシンクロを日常化して粋。でも、後は数出せば良いってもんじゃないし、並行世界のズレをバージョン違いの役者交代に負わせて業界ネタに閉じている。(cinemascape)
