★★★ 2017年10月21日(土) プラネットスタジオプラス1
もちろん始祖であるが故に全然怖くない。
ゆっくり歩いてくるゾンビは俺でもやっつけられそう。
それでも、16ミリ・モノクロの即物感は悪くない。
ゾンビの初出シーンの、何のタメもない、単におっさんが歩いてる的な唐突。
ドキュメンタルな戦慄はあるっちゃあある。
それより、これは、アメリカの内部で病むマスパワーへの警鐘であるように思われる。
そこでは、真の善意は駆逐されるのだとの思いが強く出てるような気がする。
多分、コンセプトの起源は「ボディ・スナッチャー」あたりか。
始祖であるが故に全然怖くないのだが16ミリ・モノクロの即物感は悪くなく、初出シーンの画面奥を単におっさんがのろのろ横切る唐突にはドキュメンタルな戦慄がある。何よりコンセプトの起源が米国の内部で病むマスパワーへの警鐘であるように思われるのだ。(cinemascape)