男の痰壺

映画の感想中心です

2020-02-01から1日間の記事一覧

コンシェンス 裏切りの炎

★★★ 2013年6月8日(土) トビタシネマ 主役2人の確執は大して劇的緊密があるわけでもなく、寧ろカイチーやパオチャンたち双方の脇キャラの切実なドラマが泣ける。だが、何と言ってもダンテ・ラムの過剰が炸裂するクライマックス。炎と水と火薬と血と赤ん坊…

子どものころ戦争があった

★★★ 1981年2月24日(火) 伊丹ローズ劇場 慎ましやかで良い映画だとは思うが、こういう金髪碧眼の美少女の悲話を多くのエピソードの中から選択した時点で既に売らんかなの姿勢が透けてる気もするし、可哀想というだけではなく現在に繋がる指針をこそ呈示する…

風の電話

★★★★★ 2020年1月26日(日) MOVIXあまがあき5 諏訪敦彦の映画は最初期の「2/デュオ」を見たっきりで、その後見ていなかった。 フランス資本との提携らしい近年の作にも関心はあったのだが、ミニマムな私的世界を題材にする彼の作風が、見る側の一種…