男の痰壺

映画の感想中心です

2020-04-24から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2003年9月9日)

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 過渡期 「ボロは着てても心は錦…」チーターさんが嘗て歌ってた時代。みんながボロ着てました。だから、チーターさんの歌声にささやかながらも私たちは皆、「俺のことだぜ…」と思って納得できたのでし…

荒野の用心棒

★★★ 2013年1月27日(日) TOHOシネマズ梅田10 思いつきのように随所に挟まれる逆光、クローズアップ、ローアングルの幾つかのショットの堪らん良さが、過剰な音楽への飽きと稚拙なフォークロアめいた空間処理への疑念を相殺する。主演2人の圧倒的カリ…

カサノバ

★★★ 1981年1月4日(日) コマゴールド 放蕩の果ての虚脱や狂乱が行き着く諦念といったフェリーニのお手盛りモチーフだが今更なので対象への無共感が滲み出る。サザーランドは原型を留めぬまでに上塗りされ、贅の限りのセット美術と人工世界の構築にのめりこ…

アベ叩きの安楽

2年ほど前に入院したときにあんまり暇で登録してみたTwitterを片っ端から検索して主に映画関係中心でフォローしまくったのだが、余りの左派寄りの思想偏重に驚いた覚えがある。 俺が愛して止まない映画ってもののバックボーンの偏りに気づいた俺は憂鬱だっ…