2020-11-26から1日間の記事一覧
★★★ 1983年9月5日(日) ビック映劇 焼け木杭に火がついたあと主体がシーソーのように入れ替わる作劇のドラマトゥルギーは十全だが、何せアルダンもドパルデューも茫洋として切れがなく、近所のおっさんおばはんの逢瀬みたいでどうでもいい感が拭えず入れ込め…
★★★★★ 2011年11月26日(土) 日劇会館 ダイジェスト感は拭えないものの、明朗で真摯な錦之助キャラが十全に炸裂し終始快感神経が心地よく刺激される。マキノ演出も闊達で流麗。丘との再会の場では溜めの効き具合に惚れ惚れ。東や千秋らが要所で絡む按配も粋…
★★★★ 1983年12月17日(日) 伊丹ローズ劇場 軽佻が底知れぬ痛みに根ざす『地下鉄のザジ』的スラプスティックをクタール的ポップな色使いとゴダール的コラージュで彩る。全きトレースだとしても大島なりの才気ほとばしった希有作。バカ話にも『絞死刑』を経た者…
★★★★ 2020年11月20日(金) シネリーブル梅田1 ロイ・アンダーソンの映画は、前作「さよなら人類」を見ただけだが、毎回、こんな感じなんやろなと思わせる。ちょっとした小噺というかコントというかの集積で、しかもオチは無い。 2つ目のエピソードで、昔…