男の痰壺

映画の感想中心です

おもひでのしずく (2010年2月8日 (月))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。

 

扇動される世論

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小沢一郎鳩山由紀夫も「政治と金」の問題とやらでとやかく言われてる。
自民党とかの野党が言うのは仕方ないとしても、TV・新聞とかのマスコミの一本調子の論調と、それに扇動された世論とかいうものにはゲンナリ

俺は、鳩山由紀夫の件は取り沙汰すること自体ナンセンスだと思うし、小沢一郎の政治資金問題も、偉そうにどうこう言う連中は信用したくない。

確かに、金に汚い政治家もいるだろうが、本当に金に汚いのは誰かという問いには、残念ながら「有権者」と答えるのが正答だと思う。
もっと言えば、人間というものは金に汚いという業を背負って生きるしかないものなのだと思う。
金に汚い有権者に選ばれる政治家は清廉潔白では務まらない。
みんな。見返りを期待してるのだから。

こういう問題は、多少つついても、本質的部分はグレーゾーンに置いておいていいのだ。
て言うか、そうするしかないんだろうと思うのだ。

最近、「でっちあげ」という本を読んだ。
数年前に福岡で「史上最悪の殺人教師」とマスメディアに血祭りにされた教師の冤罪ルポで、モンスターペアレント夫婦の狂的クレーマーキャラに戦慄した(映画「黒い家」の大竹しのぶを思い出した)一方、ここで、描かれたマスメディアの本質にはうんざりさせられた。

「小沢やめろ」コールが世論の70%を占める。
気持悪いと思うし、危険とさえ思う。
少なくとも、俺は扇動されたくない。