男の痰壺

映画の感想中心です

押繪と旅する男

★ 1994年6月26日(日) 高槻セントラル

乱歩稀代の傑作幻想譚は凌雲閣という高所から遠眼鏡で遙か下方のからくり細工の押絵の美女を視るというマクロからミクロへの瞬時の空間飛躍がもたらす孤絶感こそが肝であるのに技量が無く、替わって安易な時制錯綜で茶を濁すのなら手掛けるべきではない。(cinemascape)

 

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