男の痰壺

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捕えられた伍長

★★★★  2025年2月10日(月) シネヌーヴォ

総じて緩い大戦末期の脱走ものだが、収容所とシャバを何度も往還する展開が、自由への尽きせぬ渇望を嫌が上にも駆り立てずにはおかない。それくらいシャバの空気は収容所とは違う。ルノワールならではと思わせるし、「大いなる幻影」の再構築というのも、あのスイス国境の澄み渡った空気を思い起こせば頷かざるを得ないのだ。

 

総じて緩い大戦末期の脱走ものだが、収容所とシャバを何度も往還する展開が自由への渇望を嫌が上にも駆り立てる。それくらいシャバの空気は収容所と違う。ルノワールならではと思わせるし、『大いなる幻影』のスイス国境の澄んだ空気を思い起こす再構築。

 

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