男の痰壺

映画の感想中心です

ザ・ザ・コルダのフェニキア計画

★★★★  2025年9月20日(土) 大阪ステーションシティシネマ

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ウェス・アンダーソン近作の中では話が拡散せずに1つの目的に向かって単線的に突き進んでいく点で強度があり、少なくとも前半1時間くらいは快打の予感があった。

コルダ邸からトム・ハンクスとかが出てくるトンネルの件までは絶好調で、アマルリックマルセイユボブの件もまあまあ。だが各地の交渉は悉く計画未達であるから、そんなんじゃ話自体ムリやんの暗雲であってスッキリしない。どうせ与太話なのだから何で満額回答にせんかった?

期待のスカヨハ登場も思ったほど盛り上がらず、カンバーバッチに至ってはドタバタがひたすらダルく、ムリチッチ。

 

それにしても、こんだけ毎回おんなじ見てくれの映画撮り続けて飽きさせないのは、人徳の為せる技なんすかね。楽しかった。ラストはちょっと迎合的やけど。

 

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