男の痰壺

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ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー

★★★★ 2018年7月21日(土) 梅田ブルク7シアター4
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巷間不評だと聞いていたが、サイドストーリーとして「ローグ・ワン」より買うね、俺は。
ごちゃごちゃしてないのが良い。
本流のサーガとの連関なんて、チューバッカとミレニアム・ファルコン出しとけばええやん。
って感じでハイパー物質の争奪に特化する。
それが縦軸で横軸は恋人との離別→再開→離別っていうハーレクイーンロマンです。
実にシンプル。
 
惑星ヴァンドアの輸送列車からの「物質」争奪は、ちょっと最近のアクション映画でも特筆する出来だ。
ここ見るだけでも1800円払ってもいいとさえ思える。
大体、古来から列車アクションは映画の華であったし、空の攻防を交えて多層展開するそれはスピーディッシュで大向こうから掛け声かけたくなります。
 
恋人キーラとの腹の探りあい&愛するゆえの別離&ソロの能天気も味があるが、
ウディ・ハレルソンとの化かし合いも王道的な醍醐味でラストなんて「夕陽のガンマン」やね。
 
サーガ連関はチューイ&ファルコンで必要充分。志向されたアドベンチャーロマンは別離後に修羅場を潜った2人の元鞘戻れぬ切なさを横軸に「物質」争奪の3者駆け引きを縦軸にシンプル構図で強度を増す。個の対決に収斂する終盤も良。黒味ないローキーが減点。(cinemascape)