男の痰壺

映画の感想中心です

キングスマン ゴールデン・サークル

★★★ 2018年1月8日(月) 梅田ブルク7シアター3
イメージ 1
アクションがCGまみれなのは、前作でも大概ゲンナリしていたのだが…。
今作は開巻からやってくれはりますなあ。
…とことんまみれてます。
 
キャストがなかなか食指をそそる。
ジュリアン・ムーアチャニング・テイタムハル・ベリージェフ・ブリッジスエルトン・ジョンと頃合いにニッチで頃合いに期限切れで頃合いにマニアックであります。
が、しかし、みーんなまとめて玉砕です。
いっこも納得できる使い方がされてません。
コリン・ファースの復活だって、どうにもスッキリとは程遠い。
 
まあ、しかし、終盤の3人殴り込みに関しては、王道展開が一応の効きをみせて見どころではある。
 
それにしても、昨今のアメリカ映画における「カントリー・ロード」の乱使用は興味深い。
フリー・ファイヤー」と「ローガン・ラッキー」にも使われておりました。
トランプを支持する閉鎖主義の基盤は、そんなにも強固なんですなあ。
 
ポップで幼児的な残虐は食傷気味だしCG塗れなのもうんざりだ。前作で拘った英国的なるものがメリケンと衝突する様が見たかったのに丸め込まれて軍門に下った。ただテイタム・ベリー・ブリッジスと雁首揃えて使い捨て同然なのは一寸粋な計らい。(cinemascape)