男の痰壺

映画の感想中心です

ジュラシック・ワールド 新たなる支配者

★★★ 2022年8月10日(水) 大阪ステーションシティシネマ

【ネタバレです】

もうネタ切れで新たになすことがないまま手仕舞いしましたって感じです。

最初に前作で孤島から世界のあちこちに放逐された恐竜たちが人間社会に侵食してくる様が描かれるが、全然踏みこんでいません。大体、本当に獰猛な巨大な奴はどっかに隔離されてるみたいで、象やキリンが街中歩いてますレベル。

で、生半可なその人間社会との軋轢はとりあえず置いといてとなる。そして山中に建設された研究施設みたいのが主舞台へ。そこには恐ろしい肉食の奴らがウヨウヨという寸法です。結局パークやワールドのいつものパターンだ。

初作へのオマージュと言えば聞こえがいいが、俺にはおんなじことやってるといううんざり感しかありませんでした。ラストのどでかい奴らが闘ってるすきにスタコラ逃げるのとか、わるもんが殺られるエリマキトカゲみたいなのとか。

巨大イナゴやクローン少女とか新たなネタも投入されるが、投入しただけ感が横溢してるし、寧ろジュラシックパーク〜ワールドの世界観を不要に拡散するだけに終わってます。

 

初作のメインキャスト3人衆が爺婆となって出てくるけど、出てきただけに終わらずけっこう活躍するんですなあ。これは嬉しかった。

 

新たな次元の世界の現出を前振りしときながら結局は局地で恐竜に追っかけられるいつものパターン。クローンや遺伝子操作イナゴも徒に裾野を広げただけ。だがシリーズ大団円を飾るべく老残に鞭打ち帰ってきた3人衆が思いの外頑張る姿に多少は胸打たれたかも。(cinemascape)

 

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