男の痰壺

映画の感想中心です

ミックス。

★★★★ 2017年11月2日(木) TOHOシネマズ梅田2
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ガッキーの貧乳がそそります。
以上。
 
で済ませたいが…。
で、こんな映画に★4つける俺もどうかしてるとは思うのだが…。
しかし、男子として生を受けた日本国中のオスどもで、ガッキー嫌いって奴はまあ多分いないだろう。
はい…そういう映画であります。
 
弱小チームが何だかんだで必死こいて勝ち上がるベタベタ展開は既視感ありまくりではある。
だが、主人公2人を取り巻く4人(3組)の挿話を敢えて触らず終盤で開陳したのが効いた。
特に遠藤・田中夫婦が卓球を始めた理由。
あるいは広末の家庭描写。
 
恋愛ものとしての強度もある。
一直線に成就させずに、一旦揺り戻して一気呵成ってのは、やっぱ王道だわ。
 
演出は全く買わない。
本当に辛抱が足らん気がする。
 
蒼井優の達者さにも改めて驚愕した。
これと「彼女がまだ…」と「家族はつらいよ2」の3本合わせ技で主演女優賞とるんじゃなかろうか。
あと、田中美佐子も「彼らが本気で…」と合わせて助演女優賞だっぺ。
 
演出の迎合的マニュアル感は救い難いが古沢脚本の古を知り押し出す強度が恋愛映画としての芯を付与する一応。脇キャラの背景を溜めて吐く終盤の一気な作劇もベタだが買い。何よりガッキーの切なくも狂おしい貧乳が世界を統御。隠し玉蒼井も絶品。(cinemascape)