男の痰壺

映画の感想中心です

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャズ大名

★★★★★ 1992年4月23日(木) 毎日文化ホール 映画とはカットが絶妙なリズムで紡ぎ上げられ産まれる快楽の止め処ない連鎖であることを思い知らされる。支離滅裂が殆どシュールの域に到達する終盤の一大狂熱!限定セットを逆手に取って迷宮を現出させる錬金術師喜…

恋人はスナイパー 劇場版

★★★ 2004年4月20日(火) 梅田ブルク7シアター7 ウッチャンのマジかシャレかで戸惑うキャラは一応は了承したが、空中での1アクションで左右の蹴りを同時に入れるカットだけが唯一では水野美紀の使い方として宝の持ち腐れとしか言えない。一刻も早く香港でで…

スルー・ザ・ワイヤー

★★★ 1992年4月21日(火) シネマヴェリテ 気の利いたミュージック・クリップではあるが、逃亡する脱獄囚ってのが如何にもな設定で無常の中に有情を見出すカウリスマキの愛すべき資質が発揮されたとは言い難いだろう。ズレた諧謔は未だ見出せず流された感が払拭…

ウォルター・ヒル Walter Hill

生年:1942/01/10 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

関本郁夫 Ikuo Sekimoto

生年:1942/07/18 kenironkun.hatenablog.com

ニコラス・ペッシェ Nicolas Pesce

生年:1990/01/18 kenironkun.hatenablog.com

グッバイ、レーニン!

★★★ 2004年5月10日(月) 梅田ガーデンシネマ2 東独近代史に於ける劇的なターニングポイントが国民にもたらしたものが、パノラミカルなスケールではなく、後半では1人の女性に仮託され、シテュエーションコメディの定型に沿ってのドタバタに終始するのが全く…

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

★★★★★ 1992年8月2日(日) 日劇会館 畸形要因を廃したシリーズのベーシックエッセンスの純粋形態。竹下景子という無色リアクター相手に渥美の芸も肩力が抜け伸びやか。それでも山田演出が搾り出した駅シークェンスでの2人の別離。そのつましやかな想いの錯綜…

ゴシカ

★★★ 2004年5月8日(土) ホクテンザ2 『the Eye』という映画に展開が少し似てるのがつまらんし、ネタが割れたみたら、おかしいと思う点も少なからずある。そもそも合理的に理屈づけてしまう姿勢もつまらんのだが、全編出ずっぱりのハル・ベリーを心ゆくまで堪…

ジョニー・トー Johnny To

生年:1955/04/12 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hat…

ジャン=ポール・ラプノー Jean-Paul Rappeneau

生年:1932/04/08 kenironkun.hatenablog.com

ミキ・デザキ Miki Dezaki

生年:21983// kenironkun.hatenablog.com

雨に唄えば

★★★★ 1992年5月1日(金) シネマアルゴ梅田 芸としてのタップは圧倒的に堪能できるし、余りに有名なタイトルナンバーの場面は矢張り見ておくべきものとは思うが、毒気無く能天気で何より余りに直截なバックステージものに終始するのが少々物足りないし、長いの…

エレファント

★★★★ 2004年5月18日(火) テアトル梅田2 背景音と等価に置かれた無味なダイアローグの羅列や単に歩く人物を背後から追い続ける長回しによって浮き上がる等身大の日常。降りかかる凶事に対し善悪論や運命論は全く無意味で恣意性のみに支配される。確かにそん…

リコシェ

★★★★ 1992年4月29日(水) トビタシネマ 野郎同士のガチ対決な骨子がプリミティブに映画の強度を高める。内実を抑えて娯楽職人化したマルケイのフィルモグラフィのピークを為す1本。実力で自走する間尺に合った役者と直線的なストーリーを得て、そういう割切…

アレクサンドル・ソクーロフ Aleksandr Sokurov

生年:1951/06/14 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

モーリー・スルヤ Mouly Surya

生年:16980/09/10 kenironkun.hatenablog.com

丸山誠治 Seiji Maruyama

生年:1912/06/15 没年:1989/11/22 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

恋愛適齢期

★★★★★ 2004年5月22日(土) ホクテンザ2 良く出来た老人版ラブコメという以上に、主演2人の第一線を張り続けた30年に及ぶキャリアのもたらす映画的記憶がキャラの設定に絶妙にリンクし心からしみじみ感じ入ってしまった。顔の皺や体の弛みまでも、しみじみ…

絶叫屋敷へいらっしゃい!

★★★★ 1992年4月29日(水) トビタシネマ 場末の遊園地の鄙びたお化け屋敷の趣。そう思って入ってみれば意外に凝った仕掛けや芸根性を究めたスタッフの満点サービスに拾い物をした喜びに充たされる。キャンディの至芸を筆頭に腐りかけの果実の旨味を満喫できる…

四畳半芸者の枕紙

★★★★ 2004年1月22日(木) 東梅田日活劇場 ただただ順子とやりたいという栩野が清々しく、そんな純情への同情から体を与える中島葵が優しく、そんな葵を労るヒモ庄司三郎との四畳半こそが本作の白眉。とことん皆優しい。そして、越境するラストには至福と地獄…

ジョン・ランディス John Landis

生年:1950/08/03 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

加藤彰 Akira Katoh

生年:1934/05/09 没年:2011/04/08 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ジョン・アーヴィン John Irvin

生年:1940/05/07 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

恋のためらい フランキーとジョニー

★★★ 1992年5月9日(土) 高槻セントラル ファイファーの諦観は穏当なのだがパチーノに疲弊が過剰にあり、為に本来の設定がもっている片隅感が減殺される。目の下に隈を作る疲れた風情は天下一品だが一転ことが起こるとハードにやりすぎる。そういう狂気すれす…

CASSHERN

★★★ 2004年5月28日(金) 梅田ピカデリー3 汎亜細亜的未来観に又かの辟易感を感じつつも、こうも斜に構えることなく「戦争反対」「LOVE&PEACE」と言われたら鼻白むを通り越して一聴に値するとも思う。幼児の戯言に真実を見出すのと五十歩百歩だとも…

パーマネント・バケーション

★ 1992年5月9日(土) テアトル梅田2 ディスコミュニケーションは映画の素材として決して珍しいものではないのだが、その結果、煩悶する自身が何を掴んだかが観客としては知りたいところなわけで、飄々と流れていく数日間の果てに突然旅立ちとか言われても勝…

デヴィッド・O・ラッセル David O. Russell

生年:1958/08/20 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

渡辺歩 Ayumu Watanabe

生年:1966/09/04 kenironkun.hatenablog.com

ジェームズ・ブリッジス James Bridges

生年:1936/02/03没年:1993/06/06 kenironkun.hatenablog.com