男の痰壺

映画の感想中心です

バリー・リンドン

★★★★★ 1977年7月10日(日)  ビック映劇
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物語は方便に過ぎず、役者は単なる装置である。兎にも角にもロケハンと衣装とメイクを含めた映画美術と臨界超えF値による幽玄の室内と観光的薄さと対極の歴史を内包する屋外の光。それら技術への過度の傾倒が周回した挙句に恐ろしいまでの冷笑へ到るのだ。(cinemascape)