男の痰壺

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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

★★★ 2018年11月26日(月) MOVIXあまがさき11
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まず、俺は「ハリー・ポッター」シリーズは1本も見てません。
でも、この映画の前作は見た。
で、おもしろかった。
とにかく、主役の2人が良かった。
子供のころから、魔法動物しか友達がいなかったらしい主人公のはにかみっぷり。
体を斜に構えて上目づかいに相手を見るおどおども良い。
対する、キャサリン・ウォーターストーンも受容力と生真面目と気の強さを兼ね備える。
 
のっけからジョニー・デップが前面に出て、もうゲップが出そうな勢いです。
そして、これまたゲップが出そうなジュード・ロウ
終盤に明らかになる彼らの因縁。
って、これ誰の映画やねん。
主役の2人は後方に退いてもうてオモロないわー。
見てない「ハリポタ」との連関が示唆されるのも、俺には何がなんだか。
 
子供の頃から魔法動物しか相手にしてこなかった主人公の対人関係に於ける含羞や慄きと仄かな恋の帰結をもっと見たいのに大上段に図太いデップとロウに主戦を明け渡し凡庸な因縁話になってオモロナイ。中国獅子お化けの活躍に比し河童の扱いも寂しい。(cinemascape)