男の痰壺

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アリー スター誕生

★★★★ 2018年12月22日(土) 大阪ステーションシティシネマ
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4度目の映画化だそうな。
少年時代に2作目のジュディ・ガーランド主演のものはTV放映で見た記憶があるが、ほとんど忘れた。
であるから、この新作が、どう改編されたかは知る由もない。
 
レディ・ガガも名前は知ってるが、曲はろくすぽ聴いたこともない。
ていうか、ここ10年、20年流行の音楽ってのを聴いていない。
 
ロックスターであるブラッドリー・クーパーがたまさか寄った場末のおかまバーで歌うガガに出会う。
で、ガビーンとなっちまうのだが、そうか?って感じである。
曲は「ラ・ヴィアン・ローズ」ってシャンソンでんがな。
ええんか、それで…まあ、映画の約束ごととして取り敢えずスルーする。
 
そんで、酔った2人が、ほろ酔いで行き着いたスーパーマーケットの駐車場で身の上話。
ってのが、まず良いっすな。
恋の発生過程をちゃんと段取り踏んでくれる映画が最近少ないので。
ここで、ガガが自作の歌をチョイ歌って才能の片鱗を出す。
 
以降、前半で2度のコンサートシーンがあるのだが、これが優れていると思った。
1度目は見に来ただけのガガをステージ上に引っ張り出して歌わせる。
2度目はバンドメンバーの1人にすぎなかった彼女をソロで歌わせる。
この2度目の楽曲が初聴でも一気に入ってくるカントリーっぽい名曲で俺は射られた。
映画内でも、聴衆の心をわしづかみにするという設定で、虚構とリアルの幸福なシンクロ。
 
ただ、以降、映画は定めれたストーリーを追随し内実が産む至福は2度とあらわれない。
映画として決して悪くはないのだがね。
特に、クーパーの来歴の設定を掘り下げ、歳の離れた兄貴との関係なんぞ泣かせる。
兄役のサム・エリオットがまた良いんですわ。
クーパーの演出もミュージック・クリップめいたチャラさが皆無で無骨。
 
だが、前半の出来に比して、どうしても分が悪い感じ。
ってか、レディ・ガガは絶対すっぴんの方が好きってのが本当のところかも。