男の痰壺

映画の感想中心です

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ミシェル・ゴンドリー Michel Gondry

生年: 1963/05/08 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

石井輝男 Teruo Ishii

生年:1924/01/01没年: 2005/08/12 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.c…

さびしんぼう

★★★ 1985年9月15日(日) 阪急文化 小綺麗にまとまってはいるが、富田靖子に典型的美少女と道化の2人の「さびしんぼう」を演らせたのが意図的に不純なものを感じるし、無意味な混乱を持ち込んでいる。作り手が自己陶酔した世界についていけないものを感じる。…

ソルト

★★★ 2010年8月13日(金) 梅田ブルク7シアター2 多くの決定的な選択を強いられる主人公の葛藤が全く描かれないので、肩入れできずにスカされる。人生を賭した全てをうっちゃるような「愛」があるなら通り一遍の描写でスルーしてほしくない。アンジーの演技…

八十日間世界一周

★★ 1985年10月19日(土) 大阪松竹座 「大予算」の「オールスター」の「珍道中」として多くの亜流を産んだマスターピース。だが、このオリジナルには年月に耐えて残るものが無い。製作者の映画としてセルズニックやザナック等に比してマイケル・トッドの切る判…

ギャレス・エドワーズ Gareth Edwards

生年:1975/6/1 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ジョルジュ・ロートネル Georges Lautner

生年: 1926/01/24 没年: 2013/11/23 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

闇の列車、光の旅

★★★★ 2010年8月13日(金) シネリーブル梅田1 ブニュエル作品から半世紀。メキシコの変わらぬ閉塞。どう考えたって希望への道程とも思えぬ列車の旅だが、少女が少年とシンクロした瞬間に命運の歯車が動いたのか。多くの屍を乗り越え行き着いた場所に希望が…

二代目はクリスチャン

★★ 1985年9月21日(土) 友楽スカラ座 つか流「任侠」パロディだろうが、嘘八百であるから過剰なまでのエネルギーで牽引し切れないとボロが出てママゴト化する。その辺、同工の『蒲田行進曲』に比べて役者が弱すぎるのだ。我慢を重ねての最後の反撃も王道パタ…

BIRD★SHT バード・シット

★★★★★ 2010年9月11日(土) シネヌーヴォ 「鳥になって大空を飛びたい」などと言うメルヘンチック願望は、完膚なきまでに嘲笑され貶められ、糞まみれの毒で彩られる一大バーレスク。しかし、出演者が皆アルトマンに心から愛されているらしい羨望の楽園の現出…

ジョン・ヒューストン John Huston

生年: 1906/08/05没年: 1987/08/28 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

松居大悟 Daigo Matsui

生年: 1985/11/02 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ハリーの災難

★★★ 1985年11月15日(土) 戎橋劇場 ドタバタらしきものが繰り広げられるが登場人物の誰1人感情移入を許さないと言うのは、人間感情に関心の無い冷徹ヒッチの深層心理の表出作との意味で真性カルトと言えるかも知れぬが余りにも面白くない。特筆すべきはロバ…

ゾンビランド

★★★ 2010年8月13日(金) シネリーブル梅田2 メタ「ゾンビ映画」的体裁を取りながら、あんまりゾンビが活躍もせず、温いオタッキー連中の傷舐め合い的コミューンの道中記に尺を費やしフヤケている。ヘタに大風呂敷な世界観に言及しないのは正解だが幼児的マ…

人間の條件 第一・二部

★★★★ 1985年8月24日(土)~25日(日) 梅田松竹 馴れ合えばいいものを組織の中でモラルと正義を貫くということは、裏返せば我を通すということである。それが如何に絶望的に困難な道程であるかを執拗に描き続ける9時間作の初篇で又烈迫の気合いが漲る大陸もの…

フランクリン・J・シャフナー Franklin J. Schaffner

生年: 1920/05/30没年: 1989/07/02 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ピーター・ウィアー Peter Weir

生年: 1944/08/21 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ラインを断ち切れ 簡便さのもたらす思考停止

何日か前の日経新聞の夕刊に尾崎世界観の「ぴあの向こう側に」という随想が載っていた。 これは、彼がチューボーのときに生まれて初めてライブハウスに行った思い出を書いていて、その顛末も面白かったのだが、前段では彼がタウン誌「ぴあ」のライブ情報を飽…

天使の恍惚

★★★ 2010年8月27日(金) 高槻ロコ9オウラス11 「孤立した精鋭が世界を変える」と組織論を放棄した時点でマスターベーションに堕しているのに自虐史観に立脚してるわけでもない。進行形の渦中で混沌する価値観。「ごっこ」な革命の胡散臭さの歴史的遺痕跡…

ライトスタッフ

★★★ 1985年9月23日(月) 新世界国際 反骨の一匹狼チャック・イェーガーと制度内であるにせよ命を賭したプロジェクトに身を奉じた男達の対比に単なる並立配置以上の何の意味も見出せない。どっちも偉いというならそうだが、正直アバウトだし拙いことに大味だ。…

カンパニー・マン

★★ 2010年9月11日(土) トビタシネマ 冒頭から30分は幾何学的構図も決まり物語世界への期待も持続する。しかし、2転3転する展開に感じ始めた既視感は、やがてウンザリ感へと転ずる。カタルシスも悪寒も感じない終盤の帰結。気障な凡庸。(cinemascape) k…

ノンストップ

★★★ 2021年2月21日(日) MOVIXあまがさき1 ふっふっふっ…今はしがない一介のオヤジとして暮らしているが、俺の知られざる過去は、かつて傭兵として戦ったアフガニスタンで東洋のキメラと恐れられた男だったんだぜ、凡人どもめ、ふっふっふっ。 とまあ…

アントニオ・ダス・モルテス

★★★ 1985年12月30日(月) SABホール 意匠や設定は商業主義な定石に準拠しているのだが、そう思って見るとバイオレントもシュールも不足気味で余りにゆったりしたテンポがしんどい。勧善懲悪とは行かぬわだかまりの中行き着くところにカタルシスは無い。原…

ハロルドとモード 少年は虹を渡る

★★★ 2010年9月11日(土) シネヌーヴォ 現実逃避にしか見えぬ少年の奇行の果てに正体不明の婆さんがいたわけだが、人生訓めいた更正方向ではなく閉じた世界に2人で埋没してゆく被虐性には一応惹かれる。ただ、余りに語られぬバックボーンゆえに所詮は絵空事…

それから

★★ 1985年11月30日(土) 梅田東映パラス 暗い筈の明治をこういうモダニズムでとらえることがありきたりで白けるし、シュールな意匠はオープンセットを組めない逃げにしか見えない。ガタイのでかい優作は精一杯神妙にしてみせても内省的な高等遊民とは程遠い。…

デニス・ホッパー Dennis Hopper

生年: 1936/05/17没年: 2010/05/29 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

中島貞夫 Sadao Nakajima

生年: 1934/08/08 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.ha…

ジェニファーズ・ボディ

★★★★ 2010年9月17日(金) 新世界国際劇場 女の脚本を女の監督が女主演で撮ったことで、明確に「男ってバッカでどーしようもねー」というコンセプトが発露されM的快楽を覚える一方、可愛い子ちゃんどもがイキがってる様に余裕綽々な高見の見物感もある。そ…

プロジェクトA

★★★ 1985年10月20日(日) 新世界国際地下 ジャッキー自身の演出は集団戦の捌き方が雑然としクリアな迫力に欠ける。スタントありきのプロットの構築をベタギャグで彩るパターンの反復は悪くもないが、そこはかとなく匂う俺様王国の嫌味が影を射す。クライマッ…

群盗荒野を裂く

★★★ 2010年9月17日(金) シネヌーヴォX ダミアーニの横移動にはゴダールの匂いがする。『気狂いピエロ』の2年後という製作年を考えると強ち穿った見方でないかもしれない。男としての矜持を貫いたとも言えるラストの居心地の悪さも又通り一遍ではない。た…