男の痰壺

映画の感想中心です

マグニフィセント・セブン

★★★★ 2017年2月9日(木) 大阪ステーションシティシネマ
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難易度が高い企画だと思うし、そもそもこんなの監督として手掛けたいと思うだろうか。
だって今更じゃん。
そういう意味でフークワは健闘したと思う。
 
全篇、テイストはもうレオーネ祭りの様相だ。
縦構図の多用は誰しもやるだろうが、正面アップは皆あんまりやりたがらん。
下手すりゃめっちゃ凡庸になるから。
でも、この映画はけっこうそれに成功してる。
 
終盤はそれでもやっぱりダレるのだが、前半はけっこう痺れました。
 
あと、「荒野の七人」と面子が巧く対照してる。
ユル・ブリンナーデンゼル・・ワシントン
スティーヴ・マックイーンリス・プラット
チャールズ・ブロンソンマヌエル・ガルシア・ルルフォ
ブラッド・デクスターヴィンセント・ドノフリオ
ホルヅト・ブッフホルツマーティン・センズメアー
こんな感じです。(一番下のはむりくりですが)
七人の侍」→「荒野の七人」では、この相関は破たんしてたんすわ。

最後にヘイリー・ベネットがいいね。
なんかちょっと初期のジェニファー・ローレンスみたい。
 
今更な難企画を統御し得た剛腕を感じた。全篇テイストはレオーネ祭の様相で縦構図はともかく正面アップの開き直り的覚悟に惚れざるを得ない。終盤サスガードが馬脚を顕しダレかけたとこをカバーするベネットの生硬とパイオツのアンビバレンツ。(cinemascape)