★★★ 2018年11月2日(金) 大阪ステーションシティシネマ2
私事だが、先日スマホのショートメールに佐川急便の不在配達の連絡が入っていた。
なんやねん、最近はこんなんすんのかいな。
とクリックすると佐川のHPが出てアプリを取得しろとか書いてある。
うっとしいのお…と見るのをやめた。
どうせ郵便受けに不在通知も入れてくれてんのやろし…と思ったのもある。
帰って女房に聞くと、そんなん知らんと言う。
おかしいなあ、そんなはずないやろとメールを見せようとしたら、息子が来て見せろと言う。
「あのなあ、あやしいなと思わなあかんで、あやしいと思ったら検索してみいや」
「あやしいなんて思わんかった」
「…見てみいや、めっちゃ出てるで、佐川の偽メール被害の話」
「そうなん」
「クリックしてへんやろな」
「した。ホームページみたいなんが出た」
「それも精巧に作られた偽ホームページやで…ああ、アプリとってへんやろ」
「おお」
「それとったら終わりやったで」
「どうなんねん」
「全部情報抜き取られてまうねんで」
過日、エロサイトをスマホで見てたら、いきなり
「あなたは会員登録されました」と来た。
そして「つきましては会費40万円を請求させていただきます」と来た。
おいおいと思って下を見ると
「キャンセルご希望なら下記に電話してください」とある。
エロサイトを見てたことが公になるとヒジョーに恥ずかしい。
で、あわててかける奴もおるんやろな。
と思ったが、さすがに冷静になって、こりゃ吊りやなと思ってしなかった。
スマホって怖いですなあ。
で、映画であるが、そういう怖さはあるのだが、何せ詰めが甘い。
ハッカーが暗証番号を探っていて、生年月日をFBとかで探り当てて、それを入れてログイン、ビンゴ!
って、そんなわけないやん。
あと、刑事が容疑者のスマホをログインしようとして、車のナンバー入れてでビンゴ!
って又かよって感じですわ。
多くの怪しい登場人物が出てミスリードを誘うのだが、ちゃんと回収しきれてないのもあかんね。
特に若い刑事だが、こりゃ反則やわっていういい加減さです。
中田秀夫に、もうまるっきり期待するもんもないのだが、やっぱり昔日のことを思うとさびしい。
で、肝心の景子ちゃんであるが、彼女はスッピンがやっぱり可愛いですなあ。
その点だけは満足でした。
そういうのに疎い俺でもンなアホなっていうレベルのパスワード解析やミスリード天こ盛りの登場人物を回収し切れず放置する怠惰など御座なりの一言なのだが、昔の中田ならそういうのを封殺し得る描写の据わりやコクがあった筈。すっぴん景子のみ眼福。(cinemascape)