男の痰壺

映画の感想中心です

フェリーニの道化師

★★★★ 1977年12月11日(日)  元映
                   1980年5月11日(日)  SABホール
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少年時代の回想は『アマルコルド』へ、監督自身が登場するフェイクドキュは『ローマ』へと伸延されて結実する。幼少時の記憶の中の残像は得てして主観に装飾された虚像なのだ。これは老いて消えゆく道化師たちに仮託されたフェリーニの幼少時代への決別。(cinemascape)