2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 日本絶滅 幼稚園の送迎バスが騒ぎ立てる子供たちを乗せて去ったあと、主婦、四天王寺美香(41才)と主婦、鬼怒川恭子(28才)は一緒に帰途に着いた。「昨日テレビ見た?」「えっ…何をですか」「病…
★★★ 2013年1月17日(木) 第七藝術劇場 命を賭して暴き秘匿する極秘文書とやらが、そんなん皆わかってるやんレベルであり、モンタナ基地に行くことがイコール死と確定でもないのでは?と釈然とせぬ感が横溢。甘い作劇のメソッドを無理くり分割画面で疾走する…
★★ 1982年12月13日(月) 新世界国際地下劇場 原作自体が寿行の作品中たいして面白味のない部類なのに、はったりより虚無感上等な丸山に脚色させてどうなんって感じだ。それをエロ&バイオレンスの牙を抜かれた長谷部が見事に駄作に仕上げてくれた。為にする設…
3月に4日間入院したとき、談話室でお茶飲みながら無聊をかこっていると、別の入院患者と見舞いに来た数人の男たちの会話がきこえてきた。 「そりゃそやろ、今まで日本人に200円で売ってた◯◯が2000円の札つけてバカスカ売れとったんやからな、ボロい…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 転換点 映画『ファインディング・ニモ』を見たい…とずっと思っていた。親爺が捕らわれた息子を捜すという話と聞いただけでも既にたまらんもんがある。俺も親爺であり、小さい息子たちがいるから、あの…
★★★ 2013年1月8日(火) トビタシネマ デニス・トーの一見らしからぬ風情と、いざ殺陣が開始された途端のオーラの発散に相当にやられた。三角関係の古典的展開が物語の安定的重心となり、サモ・ハン、ユン・ピヨウに加えた直系爺いの伝統技の安定が一定の「…
★★★ 1982年12月18日(土) SABホール 魑魅魍魎と化したスワンソンをシュトロハイムと組ませる諧謔をご丁寧にデミル・キートン・ホッパーを配して補完する世界の構築力には唸るが、一方でホールデンサイドのドラマが弛緩して全く面白くない。クライマックス…
さすがに、今はやめとこう思うけど、この騒ぎが一服したらええことありまっせ、うしし。仕事クビなった若い子らぎょーさんあふれてるんやから、風俗くる女の子も増えるやろね。普段やったら来うへんような上玉にあたる可能性もありまんがな、めっちゃ楽しみ…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 アイスクリーム ♪おとぎ話の王子でも昔はとても食べられない アイスクリーム アイスクリーム 他愛のない幼児向けの歌曲のように聞こえるが、実は近代ミクロ経済学の需要と供給による価格決定メカニズ…
★★★ 2013年1月17日(木) テアトル梅田1 おっさんがもったいぶって語らう回顧譚に驚くほど何も無い事が衝撃でさえある。ゲイ天国と化したらしき全寮制ハイスクールのパワーゲームは本質を描かぬことでスカスカだ。「惑星」のボーイソプラノとアイビーに惑う…
★★ 1982年12月21日(火) 新世界座 西村晃の演技から頑固さは感じ取れるが「凄み」が感じ取れないので、対決に至るまでの長い前フリが殆ど無駄。そして、期待もしてなかったが案の定クライマックスも食い足りないものであった。感動的な部分もあるが鼻につく説…
大阪市長の松井がスーパーの混雑の問題に言及した内容が海外メディアで批判的に報道された件に関して、又もや件のテツガクのセンセーがしゃしゃり出てギャースカ言ってるようだ。 慰安婦問題やミートゥー問題を、ことの本質以上にバケモノのように肥大化させ…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 男はつらいよ 2003年12月某日 ロイター発 トロント「座頭市」でベネチア映画祭監督賞を受賞した北野武監督は、「北野映画祭」が催されるモントリオール映画祭に出席中、次回作について聞かれ、…
★★★★★ 2013年1月20日(日) MOVIXあまがさき6 オリジナルをなぞる冒頭5分の柄じゃないいかがわしさに或る種の覚悟を感じた。半端な3・11への言及や主役の交代をカバーし得る最高ランクの演技のコラボが醸し出す高度な擬似リアリズム。山田以外には…
★★ 1982年12月22日(水) 三越劇場 画面の美は認めるが思いこみと紙一重のワンシーンワンカットもこうまでなったらあざとい。定点固定の画面内でチマチマ繰り広げられる事象の怠惰な羅列。ギリシャ近代史に於ける共産主義の破綻。その主義主張を曖昧に言及した…
特定業種を血祭りに上げてるってんで店名公表したことをボロカスに言われるてる奴。 協力金だか補償金だか知んねえが100万ぽっちじゃ止めれねえんだと開ける奴。 休業要請をめぐるパチンコ店つるし上げ騒動で、やっぱりというか案の定というか決定的に抜…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 過渡期 「ボロは着てても心は錦…」チーターさんが嘗て歌ってた時代。みんながボロ着てました。だから、チーターさんの歌声にささやかながらも私たちは皆、「俺のことだぜ…」と思って納得できたのでし…
★★★ 2013年1月27日(日) TOHOシネマズ梅田10 思いつきのように随所に挟まれる逆光、クローズアップ、ローアングルの幾つかのショットの堪らん良さが、過剰な音楽への飽きと稚拙なフォークロアめいた空間処理への疑念を相殺する。主演2人の圧倒的カリ…
★★★ 1981年1月4日(日) コマゴールド 放蕩の果ての虚脱や狂乱が行き着く諦念といったフェリーニのお手盛りモチーフだが今更なので対象への無共感が滲み出る。サザーランドは原型を留めぬまでに上塗りされ、贅の限りのセット美術と人工世界の構築にのめりこ…
2年ほど前に入院したときにあんまり暇で登録してみたTwitterを片っ端から検索して主に映画関係中心でフォローしまくったのだが、余りの左派寄りの思想偏重に驚いた覚えがある。 俺が愛して止まない映画ってもののバックボーンの偏りに気づいた俺は憂鬱だっ…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 その後のアンダー・サスピション 2003年秋。とある回転寿司屋。1人の男が自動ドアを開けて入って来た。そして店内を見渡す。「よおーっ!ここだよ」カウンター席で1人の男ががなりたてた。男は…
★★★★ 2013年1月17日(木) トビタ東映 退くしかない発端設定だし、再生譚としてもこうも受動的展開では納得性無く、低温な妻夫木にもイラつく。だが、一見鬱陶しい思い入れ過多な個々の趣向には侮れない箇所が散見され棄て切れない。特に安藤・テイと高嶋の…
★★★ 1981年1月25日(日) 伊丹グリーン劇場 マクラグレン節炸裂!…というのは即ち大味で単細胞ということなのだが、気持よく見れることは認めざるを得ない。小技は無くTVドラマ的バジェットで大味役者ムーアが悦に入って演じるのは或る意味小気味良い。(ci…
年収500万で貯蓄100万の世帯の大黒柱のお父っつあんが癌だってんで1000万かかるという。眩暈がしそうな額だけど、女房は借りれるとこから搔き集めて工面した。 手術は成功したが、後遺症が残ったお父っつあんの収入は300万になった。一家は生活…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 アンダー・サスピション 1999年暮れ。とある居酒屋。1人の男が暖簾を分けて入って来た。そして店内を見渡す。「よおーっ!ここだよ」カウンター席で1人の男ががなりたてた。男は鷹揚に近づくと…
★★★★★ 2013年2月11日(月) 第七藝術劇場 北米のド田舎をポンコツ車で流れ行く寂寥感が堪らない。凶暴と好色といかがわしい優しさを併せ持つフォークのキャラはニューシネマ経由の正統アメリカンガイの末裔。溜めた幾何かの屈託を吐き出すラストバトルは時間…
★★★ 1981年1月11日(日) 大阪府中小企業文化会館 何度か繰り返されるサスペンスの山場はクローズアップの力感が漲り弩級とは言えるが、ドラマトゥルギーの欠如が決定的。食い詰め者達の脱出願望に更なる切実さが欲しかった。要はハートに沁みてこないのだ。…
「補償」とか「財政支出」とかの言葉が乱舞している。日本中が劇的な変容のとば口に立っていることを見たくないと駄々をこね半世紀の成長神話の幻想にしがみついている。 コロナ禍が終焉するのは、誰でも知っているが、治療薬ができて世界に行き渡ったとき。…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 コミュニケーション 先日、夜のニュース番組で或る居酒屋チェーンの幹部候補生の教育風景を見た。1人の店長補佐の男の子が指名されて今の問題点は何かと問われる。彼は板場の年配者達との連携が上手…
★★★★ 2013年2月7日(木) MOVIXあまがさき6 ダサいカットバックに疑念を感じる冒頭だったが、やはりトムのキャラ把握の的確とカリスマは大したもんだと思わせる。一瞬の躊躇を挿み軽くコードを超える「やってもた」感が快感。久々のデュバルの闊達とウ…